- 数多のワインファンを魅了するブルゴーニュを、誰も書かなかった新たな視点からディープに紹介します。
タイトルの「サムライ」とは、ブルゴーニュのドメーヌを発掘して日本向けに輸出する「エージェント」の坂口功一氏のこと。
誠実な人柄と背筋の伸びたたたずまいで、DRCの共同経営者 オベール・ド・ヴィレーヌから「本物のサムライ」と呼ばれ、 ブルゴーニュの多くの造り手から尊敬されています。
坂口氏は大手商社のパリ駐在員時代、40歳でフランスで起業し、 ワイン貿易会社を30年余りでゼロから年商26億円に成長させました。
ルソー、ルフレーヴ、ルーミエ…高級ブルゴーニュの10本に1本を坂口氏が扱っています。
私たち日本人が希少なドメーヌワインを飲めるのは、坂口氏がいるからです。
坂口氏はこの30年余、 ブルゴーニュで自家元詰が本格化し、ビオディナミが拡大し、ワインが高品質に進化した時代を、 名門ドメーヌとともに歩んできました。
その歩みをワインジャーナリストの山本昭彦が数多くの造り手に取材して描いたのが本書です。
ブルゴーニュの“大使”のライフストーリーとして十分に読み応えがあると同時に、 ブルゴーニュの土台と最新事情をひもとく解説書でもあります。
巻末の資料も最新データと栽培・醸造のトレンドを盛り込んでいて充実しています。
ワインビジネスに携わる人、 ブルゴーニュワイン愛好家、 ソムリエなどワインサービスに就く人など、 さまざまな立場でブルゴーニュに関心のある人にとって、 ブルゴーニュのリアルを知ることができる貴重な一冊です。
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- ブルゴーニュと日本をつないだサムライ
プロローグ ロマネ・コンティの造り手と育んだ友情
第1章 坂口功一40歳、パリで起業する
第2章 ゼロからブルゴーニュのエージェント業を始める
第3章 日本で花開いたワインブーム、時代の波に乗った坂口
第4章 不況や不正を背景にドメーヌ元詰めの時代が始まる
第5章 ブルゴーニュの驚くべき変貌
第6章 終わりなきブルゴーニュへの旅
エピローグ 同じ夢に向かって生きる夫妻
資料編